FinePix F200EXR：物欲日記：SSブログ

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FUJIFILM FinePix F200EXR

2月21日に発売された、新開発の「スーパーCCDハニカムEXR」搭載の1号機となる富士フィルムの新しいコンパクトデジタルカメラ FinePix F200EXR です。ちょっと遅くなりましたが店頭で試してきました。（画像をクリックするとオリジナルサイズで表示されます）

F200 / 28mm EXRオート（Ｆ3.3 - 1/90） ISO200 ±0EV AWB

今回は最後の画像以外は「EXRオート」で撮影しています。カメラが人物や風景など6つのシーンを自動認識し、さらに「高解像度優先」「高感度低ノイズ優先」「ワイドダイナックレンジ優先」も自動設定。とてもインテリジェントなおまかせモードです。

F200 / 28mm EXRオート（Ｆ3.3 - 1/100） ISO400 ±0EV AWB

上の2枚は「ポートレート」として認識（LCD左下にアイコン表示）しました。顔キレイナビは検出も素早く安定していますね。LUMIX DMC-LX3 は子供の顔をキャッチしてくれなくてイライラする事がるので、さすがに元祖フェイスキャッチだなと関心します。

F200 / 28mm EXRオート（Ｆ3.3 - 1/220） ISO400 ±0EV AWB

店内をワイド端で撮影してみました。ダイナミック拡大の影響でしょうか、少し軟調な描写になる傾向が見受けられます。カメラは「風景」として認識していましたが、ISO400 まで持ち上げる必要があるのかな。

F200 / 140mm EXRオート（Ｆ5.1 - 1/200） ISO800 ±0EV AWB

今度はテレ端です。カメラが「高感度低ノイズ優先」を選択したようで、解像度が2816x2112ドット（600万画素）になってます。名機 FinePix F31fd とほぼ同じ解像度ですね。同じ条件で両機を比較してみたいですが、結構いい勝負をしそうな感じがします。

F200 / 28mm EXRオート（Ｆ3.3 - 1/340） ISO400 ±0EV AWB / フラッシュ発光

定評のあるiフラッシュが、スーパーiフラッシュへと進化しました。特に接写時の調光性能が改善され、こんなに近くでフラッシュを発光させても、被写体が白く飛ぶような事になりません。他社のコンデジでこんなことしたら、ほとんどの場合は真っ白けっけです。

F200 / 28mm EXRオート（Ｆ3.3 - 1/280） ISO400 ±0EV AWB

しかしマクロ性能は5cmと相変わらず進歩していません。1cmまで寄れるのライバル機が少なくないですし、かなり物足りなさを感じてしまいます。また、AFポイントが中央固定なのでマクロ撮影では不便です。追尾フォーカスがあると超便利なんですけどね。

LX3 / 24mm A（Ｆ2 - 1/320） ISO80 ±0EV AWB

最後に LUMIX DMC-LX3（上）と FinePix F200EXR（下）とで、ワイド端画角の比較をしてみました。フジ機のワイド端はちょっと広いという噂どおり、数字ほどの差はないようですね。また、あえてシャター速度を合わせて撮影してみましたが、F2.0 という明るさはやっぱり偉大だなあ。（下の画像は「好」にＡＦポイントを合わせて撮影したのですが、ＡＦが背景に引っ張られています。他でもそんな場面があったので少し気になります。）

F200 / 28mm M（Ｆ3.3 - 1/320） ISO200 ±0EV AWB

その気になれば細かい設定もそれなりに可能ですが、基本的にはカメラ任せで誰でも簡単に綺麗に撮れるというカメラですね。お店のデモ機では屋外で撮影できないのが残念ですが、他のサンプルを見ると、偽色の少ない青空がとても好印象でした。昼夜問わずサクサクと撮影できる良いカメラに仕上がっていると思います。